グループダンスに挑戦!! Make you happyをトレースしました

昔は個人のアーティストが多かったように思うんですが、AKB48を皮切りにして、最近ではグループでのダンスがすっかり定着しましたね。

個人的には韓国のグループ(特に、女性のグループ)のダンスがお気に入りで、YouTube等で結構見ていたりします。(“TWICE”とか、”NiziU”とか・・・)

そして、「このダンスを可愛い3DCGのモデルが踊ったら、どんなに華やかなんだろう」と思うこともしばしば。モーショナーの悲しい性ですね。

でも、グループダンス(に限らず、大人数のダンス)をトレースする場合、一人二人をトレースするのとは違った厄介な問題があるんです。

それは、「ダンスの合間にメンバーが入れ替わる」と言うこと。

このため、各メンバーの位置を常に把握すると共に、ダンスのモーションと移動のモーションとを滑らかにつなぐ必要があります。

これが意外に難しく、どうにかしてスムーズにモーショントレースできないものかと考えていたのですが、今回一念発起して、グループダンスのトレース方法確立に取り組むことにしました。

また折角、大勢のモデルに踊ってもらうんだから、この際オリジナルのモデルを増やそう」などと言う欲も出したりして・・・。

さらには、「最近ではUnityの扱いにも慣れてきたので、”シェーダー”や”VFX”と言った高品質なエフェクトも使えるようになりたい」と末広がりに欲望を広げつつ、NiziUさまの”Make you happy”のモーショントレースに取り組みました。

その結果、制作期間に7ヶ月(モーショントレース3ヶ月、デモムービー制作4ヶ月)を要しましたが、その間に、

  • グループダンスのモーショントレース作業工程の確立
  • モデル、衣装、ステージなどの3DCGオブジェクトの制作技術の向上
  • シェーダー、VFXの基礎的な作り方(考え方を含む)の習得   等々

得られたものは、とても多かったです。(その分、苦労もしましたけどね)

一方で、これらの作業の中には単純な繰り返しの作業も数多くあり、効率化の余地がかなりあるように感じています。

このため今後は、スクリプトやプログラムによるツールの作成を行い、作業期間の短縮につなげたいと考えています。

Make you happy フルバージョン版デモムービー

私が制作した「Make you happy(フルバージョン版)」のモーションを適用したデモムービーです。

下の画像をクリックすると、視聴することができます。

ムービーの大きさは1280×720pxですので、ご覧になる時には設定で1280×720を選ぶと綺麗に見れると思います。

このモーションデータは、YouTubeに投稿されているムービー”「Make you happy」Dance Performance Video”の中で踊っているNiziUさまのメンバーの動きをトレースして、私が作成したオリジナルのものです。

今回のデモムービーでは、スピーカーや床面のエフェクトをUnityの”Shader Graph”や”Visual Effect Graph”を使用して、自前で作成しました。

ある程度使えるようになって初めて分かったんですが、「シェーダー」や「VFX」は数式の組み合わせによって構築されているので、理系の私にとって取っ付き易く、初めての割には良くできているのではないかと思っています。

特にVFXは奥行きが深く、やり方次第ではかなり高度なエフェクト作成も可能みたいです。

と言うことで、次回以降のテーマでも引き続きエフェクトの技術向上に取り組み、より高品質なムービー作成に繋げたいと思います。

それと、今回のムービーでは、NiziUさまが韓国のグループと言うこともあって、随所に韓国に因んだものを散りばめました。

ただ、やや盛り込みすぎの感もあって、日本に来た外国人が言うところの「フジヤマ、ゲイシャ」的な雰囲気がほのかに漂っているような・・・。汗

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